「論証」における具体的な展開方法は?
こうするとよい。
「なぜなら〜〜〜だから」と答えを提示する。ここでは演繹法と帰納法で証明する。
簡単なものは、それで納得してもらえれるはずだが、複雑な問題になるとそう簡単にいかない。
その場合、どうするか? 予想される疑問に対して答えを出すことである。
それに対して「なるほど。しかし‥」とさらに別の疑問が出てくる場合がある。その場合、同じように答えを提示する。それを読者が「なるほど納得した」となるまで回答を続けていく。
まとめ
論証段階は、予想される疑問をまず列挙する。それらの疑問は通常、論理的な構造をなしていることが多い。そのためまずはそれを論理的な構造にしたがって並べ換える、それを順に解いていく、というやり方で展開するとよいだろう。
売るためのマーケティングから課題解決のためのマーケティングを提唱する独立系シンクタンク「ミライニウム」を主宰するマーケティング研究者。コピーライター、雑誌ライター、プランナーとして30年以上にわたり、マーケティングの実践および研究を続けている。北軽井沢隣接宣伝研究所所長。