「絆」をつくるサービスの提供というのもありかな? それはもう広告の範疇ではないだろうが。
会食などのポトラッチ行為は共同体の境界を定める役目を果たす。内と外、つまり仲間と余所者を選別するということだ。その意味で飲食業はすべからく絆をつくるサービスといえないこともない。
「弱い絆」が「強い絆」になるには、それ相応の段取りと手続きが必要であるー。なるほどCRMの気持ち悪さの原因はそれだったのかな? つまりそれほど親しくない人からいきなり「君は大事な人だから」とか言われて年中ストーキングされる気持ち悪さー。
売るためのマーケティングから課題解決のためのマーケティングを提唱する独立系シンクタンク「ミライニウム」を主宰するマーケティング研究者。コピーライター、雑誌ライター、プランナーとして30年以上にわたり、マーケティングの実践および研究を続けている。北軽井沢隣接宣伝研究所所長。