セールスライティングの終焉は近い

LP(ランディングページ)で一番大切なのは「お客様の声」だという。最初にそれを聞いた時は正直驚いた。が、同時にさもありなんとも思った。

セールスレターなどなくてもお客様の声さえあれば売れるとまで言い切るセールスライターもいる。それがセールスライターの自己否定であることを知った上での発言なのかはわからない。が、少なくともそうした現実を認識しているからこそ漏れ出てきた本音であろう。

これは何を意味するのか? いまや誰もセールスレターなぞ信じていないということだ。すなわち、いくら巧みなセールスレターを書いても無駄ということである。これはセールスライターによるセールスライティングの敗北宣言である。セールスライティングのテクニックはもはや紙くず同然と自ら公言しているのだから‥。

いまや販売戦略の重心は、広告からPRへと移っている。メッセージを一方的に連呼するだけの広告はもはやほとんど効果がない。その広告の、その進化のどん詰まりに咲いた徒花ともいうべきセールスレターもまた同じ運命をたどるのは必然であろう。

かつてバブル華やかなりし頃、車や英会話のセールスマンが何千万、何億円を売り上げたといって世の耳目を集めた後、あっというまに表舞台から消えていったのと同じように、今現在、何千万円稼いでいるとネット上でもてはやされているセールスライターの多くもまもなく退場を余儀なくされるだろう。