(社長)ひらめいたぞっ!こんな商品はどうだろう!きっと売れるぞ!うん、絶対、売れるはずだ。たぶん、売れるはず…。売れると思うんだけどなあ…。ねえ君、どう思う?
(社員A)ハハアーッ、社長のおっしゃることはすべてごもっとも。決して間違いなどあるはずがございません。
(社員B) そうそう、絶対売れますよっ。
(社長)そうか、そうか! うん…そうだよな! よ〜し、今度は社運をかけてこの商品でいっちょ勝負してやるか!!
(社員B)社長、私儀、この度転職させていただくこととなりました。
(社員A)社長、申し訳ありませんが、私も…。
(社長)なんだ、なんだ? みんな、どうしたんだ?
こんなパターン、意外とありがちですよね。
こんなことにならないよう、常に客観的な声が出てくる風通しのよい体制だとよいのですが…。でもなかなかそういうわけにもいきませんよね。
というわけで、今回ご紹介するのは、「無料コンセプト最適化ツール〜(ドラえもん風に読んでネ)!じゃじゃ〜ん!!」
なんとこれ、質問に答えて行くだけで、商品のコンセプトが間違っていないかを診断すると同時に、正しい方向を教えてくれるというスグレモノ。
いうまでもなく新開発の商品が売れるか売れないかを最終的に決定づけるのは、そのコンセプトの善し悪しです。しかし、それほど重要であるにもかかわらず、その善し悪しを客観的に判断するためのノウハウは、専門家の間でも門外不出とされ、いまのところ一般にはほとんど知られていないのが現状です。
そのため、新しい商品のコンセプトの是非を客観的に判断するという場合、高額なギャラを支払って外部の専門家に依頼する以外に手はなく、せいぜいのところ社内の人をかき集めてみなで検討するくらいが関の山でした。
しかし、社内で検討するといっても冒頭のような社内力学に阻まれることが多い上、そもそも社内の人がどこまで客観的な視点を保てるかという問題もあります。
また商品開発というのは、本人がのめりこんでいればいるほど、周りの人は過剰な情熱の前に、その欠陥を指摘しずらいもの。また本人も往々にして視野狭窄に陥っているケースが多く、周りの声に耳を貸さなくなってしまいがちです。
そこで重宝するのが、このコンセプト最適化ツールというわけです。
このコンセプト最適化ツールは、専門家のノウハウをもとにつくられたものであり、すくなくとも正しく使用するかぎりはかなりの精度で正しい答えが得られるということです。
したがって、より詳細なコンサルティングサービスを望む場合は別にして、コンセプトの善し悪しの判断だけのためにわざわざ外部の専門家を雇う必要はもうありません。
しかも、この最適化ツールの「中の人」は、たんなるプログラムであり、人間ではありません。いわば「鏡よ鏡、正しいコンセプトを教えておくれ」と問いかければ自動で答えを出してくれる魔法の鏡のようなもの。そのため、ずばり核心をつくような結果が出たとしても本人以外誰も気まずい思いをしないですむというのもありがたいところです。
もっともぶち切れて、パソコンを壊してしまう社長さんがいないともかぎりませんが(笑)
ということで、コンセプト最適化ツールはこちら。
「商品コンセプト最適化ツール」と「サイトコンセプト最適化ツール」のふたつがあります。
前者は、「商品コンセプト」を、後者は「ホームページのコンセプト」を対象にしたものです。
売るためのマーケティングから課題解決のためのマーケティングを提唱する独立系シンクタンク「ミライニウム」を主宰するマーケティング研究者。コピーライター、雑誌ライター、プランナーとして30年以上にわたり、マーケティングの実践および研究を続けている。北軽井沢隣接宣伝研究所所長。