ホームページのコンバージョンが悪い? それコンセプトが原因かも!
SEOはもちろんばっちり施した。EFOやらグロースハックやらも横文字でよくわからないながらも、それなりの対策はいちおう施した。にも関わらず、どういうわけか思うように売れない・・・・。
おかしい。こんなはずはない。うちの商品力からすれば、もっと売れてもいいはずだ。
こうしたコンバージョンにかかわる悩みは、多くのホームページ運営者に共通する悩みです。
じつはこういう時、原因はもっと深いところにあるのが普通です。
とくにこの場合、チェックしていただきたいのは、コンセプトです。
というわけで、今回は、このコンセプトに関するよくありがちな間違いパターンをいくつかご紹介してみたいと思います。
八方美人型ホームページ
誰かれかまわずアプローチして、結局誰からも相手にされないサイト。なるべく多くの人にみてもらいたいーー。気持ちは分かりますが、いくら商品数が多くても、本当に欲しいものがなければ誰も買いません。風呂敷はあまり広げすぎないようにしたいもの。まずは誰を対象とするのか、ターゲットを明確にしましょう。
片思い型ホームページ
振り向いてほしいあの人たちにどういうわけか思いが伝わらないサイト。本当は、あの人たちに見てもらいたいのに、実際にアクセスしてくるのは、あまり歓迎したくない人たちーー。アクセスがあるだけましではありますが、たしかにもどかしいものがありますね。想定ターゲットが何を求めているのか、もう一度リサーチするところからやり直してみましょう。
あ~う~型ホームページ
何を言っているのかわからないはっきりしないサイト。こういったサイトは、ユーザーにとって的外れな情報しかないというケースと的を射た情報であっても、表現力が不足しているため、きちんと伝わらないケースのふたつがあります。前者はターゲットを明確にすること、後者はポイントを整理することで解決できます。
自信なさすぎ型ホームページ
良い商品なのに表現が謙虚すぎて、買うのをためらってしまうサイト。正直さを良しとし、誇大表現を嫌う日本人の美徳が裏目に出てしまっているケースです。購入にあたって、消費者はどれを選べばよいのか迷っています。その迷いを吹っ切ってあげるのも商売人の役目とここは腹をくくりましょう。
大ボラ型ホームページ
自信たっぷりなのはいいけれど、それが逆にうさんくささの原因となっているサイト。自信なさすぎ型の正反対のケースです。本当に自信があれば、誇張は必要ないはず。また本当に自信がないのであれば、そんなものは売ってはいけません。まずは商品の市場価値を正しく評価するところから始めましょう。
厚化粧型ホームページ
目を引くデザインの陰に、肝心な商品の魅力が埋もれてしまっているサイト。明確なセールスポイントがあるのにデザイナーが自己主張しすぎてしまっているケースと、セールスポイントが明確でないのをデザインでごましているケースのふたつがあります。いずれもコンセプトが明確でないときに陥りやすいケースです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もし思い当たるふしがありましたら、ただちに以下の無料ツールでコンセプトの見直しをされることをおススメいたします。
売るためのマーケティングから課題解決のためのマーケティングを提唱する独立系シンクタンク「ミライニウム」を主宰するマーケティング研究者。コピーライター、雑誌ライター、プランナーとして30年以上にわたり、マーケティングの実践および研究を続けている。北軽井沢隣接宣伝研究所所長。