【質問1】
それは何に関する、何を目的としたサイトですか?
まずは自身を知ることからはじめましょう。あなたが今作ろうとしているサイトはいったい何を扱うサイトですか? またその目的は何ですか? 当たり前すぎる質問に思えるかもしれませんが、ここが曖昧だと土台があやふやになってしまいます。ここで初心に返って再度確認しなおしてみましょう。なおその際、ポイントとなるのは企業活動全体の中におけるウエブサイトの位置づけです。そのためには、経営戦略→事業戦略→マーケティング戦略→ウエブ戦略という順に上位戦略から落とし込んでその役割を明確にしていくとよいでしょう。と同時に、店舗やカタログ、営業マンといった他の営業チャネルとの役割分担をどうするかという視点も忘れてはなりません。
その他の回答例:自社商品への興味を高めるキャンペーンサイト、投資家向けPRサイト、社員募集を目的とした会社紹介サイト、カタログ請求を通して見込み客を獲得する工務店サイト等
【質問2】
ユーザーには誰を想定していますか?
そのサイトが対象とする相手が誰なのかを明確にしましょう。その際、質問1で明らかになったサイト内容・目的をもとにそれらにふさわしいユーザーは誰か、その性別、年齢、性格、嗜好等の属性は何かと探ってみてください。またターゲットとなるユーザーが複数のセグメントに分けられる場合は、メインターゲットとその他のサブターゲットに分けたうえで、それぞれのターゲットごとにその属性を探るようにしてみましょう。あらためて問われてすぐに答えられないのは、どこかに問題がある可能性大です。すぐに答えられる場合でも、いま一度客観的な立場からあらためて見直してみましょう。
その他の回答例:20~30代の女性グループ、中小企業の経営者、就職を希望する大学生、個人投資家等
【質問3】
サイトが提供する商品・サービスに対して、ユーザーがもっとも望んでいるものは何だと思いますか?優先度の高い順に挙げてください。
→優先度1位(旅館の例:雰囲気)
→優先度2位(例:料理)
→優先度3位
(例:接客サービス)
→優先度4位 (例:価格)
→優先度5位 (例:近くにある観光スポットへのアクセスの良さ)
サイトにアクセスしたユーザーが、そこでなにを重点的に探しているのかを明らかにします。サイト運営者側の一方的な思い込みはいったん脇に置き、ユーザーが何を求めているのか、その真のニーズを探るようにしてみてください。その際、質問2で描いた人物像が役に立ちます。その人物になりきったつもりで、あくまでユーザーの視点に立って考えてみましょう。なお、ここは効果的なホームページをつくる上で、きわめて大事なポイントです。ここでどれだけ正しい回答を見つけ出せるかが、最終的にホームページの成否を左右することになります。