ブログも論文もこれで楽勝! 公式にあてはめていくだけで文章のアウトラインが完成する三行作文術
「数学の公式のようなものが文章にもあればいいのに‥」。思うように筆が進まない時、ふとそんなことを考えたことはありませんか? あてはめていくだけで文章が完成する。そんな魔法のような公式があったら便利ですよねーー。
なぜ多くの人は文章が書けないのか?
作文が苦手という人は少なくありません。じつをいうと私も大の苦手でした。
そんな私が以前から不思議に思っていたことがあります。それは時と場合によってはどういうわけかそれなりにすらすら書けるときがある、ということです。
なぜ書ける時と書けない時があるのでしょうか? 文才というのは、ある日突然目覚めたり、眠ったりするものなのでしょうか? いいやそんなはずはありません。才能というのはそんな極端に不安定なものではないはずです。
長年疑問に思っていた私はある日、そこにある共通点を発見しました。それは筆が進まない時は例外なく「問いが明確になっていない」という事実です。
問いが明確になっていないとなぜ筆が進まないのでしょうか?
文章というのは、突き詰めて言えば問いに対する答えです。なんらかの疑問がそこにあり、その疑問に対して答えを提示するというのが文章の基本形です。したがって文章を書くためには問いとそれに対する答えが必要不可欠になります。
一方、答えを出すためには問いが明確でなくてはなりません。なぜなら問いが明確でなければ明確な答えなど出せないからです。
したがって、文章を書くためには何よりもまず問いを明確にする作業が欠かせないということになります。
にもかかわらず、私もふくめ作文が苦手だという人の多くは、その肝心な問いを明確にしないままいきなり書き始めてしまう悪い癖があります。そのため、ままよと見切り発車で書き始めたものの、いつまでたっても結論となる答えが見つからず、あちらこちらうろうろしたあげく最後には筆を投げ出さざるをえなくなってしまうのです。
このことは、みなさんにも思い当たるふしがあるのではないでしょうか。
しかしこれは裏を返せば「問い」と「答え」さえ明確にできれば、文章を書くのはそう難しくないということにもなるはずです。さらに文章が問いと答えという基本構造からできていることがわかれば、それを一定の法則のもとに展開させることで筋道の通った文章に組み立て直すこともできるはずーー。
そう考えた私の頭の中にいつしかひらめいたのが、ここに紹介する三行作文方程式です。これは「問い」と「答え」という基本単位をもとに文章を再構成するというユニークなアイディアであり、それをもとにした文章作成のための新しい方法論です。未知数を入力するだけで答えが自動的に導き出せる数学の方程式にも似ているところから「方程式」と名付けました。
以下は、それをベースに開発した穴埋め式テンプレートへのリンクです。論説文用、説明文用、コピーライティング用があります。文章が苦手だという方、今現在書けなくて困っているという方は、騙されたと思って一度お試しください。きっと新しい発見があるはずです。
論説文や評論文など意見を論理的に主張する文章を書く際はこちらをお使いください。
説明文や報告文など事実をそのまま伝える文章を書く際はこちらをお使いください。
商品説明文などのボディコピーを書く際はこちらをお使いください。